ビットコインは投機か、投資なのか

最近、ビットコインへお金をつぎ込んでみました。お遊びとして$3500ほどです。今後、この投資のポートフォリオも紹介したいと思います。本日はよく様々な場所で議論されるビットコインは投機か、投資なのかということについて自分なりに考えてみました。

 

 

 ビットコインを始めるまで約2年間

正直、ビットコインにお金つぎ込むのは、悩みました。世間的には、ビットコイン=ギャンブルのイメージがあるので、印象があまりよくなかったためです。

 

私自身の勝手なイメージ

資産運用、投資しています=マネーリテラシー高いな、意識高いな。

 

FXしています=こいつ大丈夫か、ギャンブラーなのか。

パチンコやっています=こいつ大丈夫か、ギャンブラーなのか。

ビットコインしています=こいつ大丈夫か、ギャンブラーなのか。

 

ビットコイン=FX=パチンコ みたいな構図ができていました。

 

妻からもビットコインにはお金を投入しないように言われているので、内緒にしています。実際に始めようかと思ったものの実際始めるまで2年かかりました。

 

ビットコインは投資なのか、投機=ギャンブルなのかを考えるうえで、投資の本質を考えてみました。どちらも似たような意味にも思えますが、投資と投機を分けるのは、その本質であり、投資の本質にビットコインが合致するのであれば、ビットコインは投資だと考えられると思ったからです。

 

 投資の本質①期待値

 

投資=資産運用している人の多くで宝くじやる人はどれだけいるのでしょうか?資産運用を理解すればするほど宝くじのようなギャンブルにお金を投じないのではないでしょうか。多くの本にも宝くじの話は、資産運用との違いを説明するための対比として使われます。

 

投資の本質は、長期的に何度も取引を積み上げることで、

 

投入金額>期待値 という図式を成り立つことができることです。

 

一方宝くじは胴元である国や地方自治体が儲かるような仕組みになっており、投資する金額に対して期待値が低いからです。

宝くじの期待値を知りたい!当たりやすい宝くじの種類を比較 - (rakuten.co.jp) より

 

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300円の期待値

この記事によれば300円の宝くじの期待値は147円であると記載されています。

 

 

では株はどのような期待値なのでしょうか。

 

 

例えば、参加費10万円払い、サイコロを一回振って、

1) 1の目がでた場合、150万円貰える。

 2) 1)はやらずに確実に20万円貰える。

 

というゲームがあった場合、どちらを選択しますか?

 

その人の資産保有額によって、違いはあると思いますが、

おそらく、お金の2)を選択する人がおおいのではでしょうか。

 

じゃあ、これを6回参加する場合で1)と2)いずれかを選択しなければならない場合どうでしょうか。

 

おそらく数字が得意な人の中ではこんな計算を行うはずです。

1)の場合、

1回あたりの期待値は15万円×1/6= 21.6万

  そこから参加費10万をさしひいて、11.6万。

 

それを6回だから *6回=69.6万で

 

2)の場合、

1回あたりの期待値は 20万-10万 =10万 

それを6回で 60万

 

1)のほうが期待値が高いから、1)をやろうと。

 

株の場合、このように取引を何度も繰り返し、期待値が高い挑戦を行うことで、長期的に何度も挑戦することで投入金額よりも期待値高いと言われています。

 

投資の本質②社会的な意義

投資とギャンブルを分けるもう一つの本質が投資の社会的な意義 だと思います。ギャンブルは利己的な目的のためだけに行われます。

しかし、投資は、

 1)社会にお金を投入し

 2)その投入されたお金によって、将来のためにお金が使われて、

 3)社会の将来がさらに豊かになる。

 4)その豊かさの対価として利子を得られる、

 

という循環を回すことによって、社会的な意義があると思います。この存在を否定するならば、おそらく、銀行や消費者金融の存在自体の社会的な価値を否定することになるのではないでしょうか?

でも実際には、銀行は社会的に必要とされていますし、日本という国家が出資して投資銀行(DBJ)を運営していることを見ても、社会的な意義があるのだと思います。

 

 でも株自体も社会的な意義があるとはいえ、多くの投資家にとっては、個人の利益のために売買されているのが現状です。社会的な豊かさにつながると思っていても何に具体的につながるのかも理解しておらず、結果的に社会的な意義を得ているというのが現状だと思います。

 

まとめ

 

ここまで振り返ってみると

①については、どうでしょうか。

現状、Bitcoin はこれ以上の高値がすぐには期待できないのかもしれませんが、EthereumやSteller Lumes等新興のビットコインについては、ビットコインの流動性の高まり、$のインフレ、ビットコインのETF認定によって、これから価格の上昇が見込めそうです。過去の2年間のマーケットでも一番資産の上昇率が高いのはビットコインでした。またBitCoinの値動きを見てもわかる通り、下落があるものの現状今年に入ってから$40000辺りで推移していますので、短期では損したりする可能性もありますが、

 

投入価格>期待値 の図式がかぎりなく成り立ちそうです。

  

②は懐疑的です。現状、ビットコインは個人の利益のため投入されていることは否定できないでしょう。だって、社会的に全く流通していないですし、多くのビットコイン自体の売買のために使われているからです。

 

 ただ、今後流動性が高くなり、ビットコインを貸しつけして、利子を得られたりすれば変わってくると思います。

  

私の結論は、現状は「かぎりなく投資に近い投機」です。将来的にビットコインの流動性を持ち、投資にもつかわれ、利子をはらうことになれば、投資になると思います。