中学生にマネーリテラシーを高めてもらうのってムズイと思っている話。
早いうちからマネーリテラシーを学ぶべきだとよく言われます。私も、社会人になった時に自社株を毎月1万円だけ積み立てていましたが、本格的に資産運用を始めたのは、2年前で、入社してから10数年経ってからです。皆さんもよく言われるのは早くやっておけばよかったと。私も確かにそう思います。全力で投資に金突っ込んでおけばよかったと。でも過去を振り返ってみると、投資を始めるきっかけになるようなことって多くあったんじゃないかなと思います。
例えば、社会人1年目や10年目で資産形成の講座がありましたし、イデコを始めるタイミングでも資産運用の講演を会社で実施してくれたりしました。ほかには、社会人交流会に行ったら、投資サークルに誘われたりして、投資セミナーに行っていました。当時は、斜に構えていて、怪しいなとか損することもあるんでしょくらいにしか考えていませんでした。
中学校の強烈な思い出
一番古くは、中学校の3年生の時に、社会科の授業で株ゲームを受けたことを強烈に覚えてます。
ルールは簡単で以下の通りです。
1)1万円を所持金として、個別株を購入。
2)1か月後にどうなっているのか。確認して一番資産増やしたものが勝ち。
結果報告当日。
どうだったかといいますと、、
一部の方は、1万ちょいくらいになっていて、その他大勢は1万を割っていました。
おそらく、先生は株のしくみを端的に教えるためにこのゲームやったのかもしれませんが、
当時の私には、株って怖え。。
くらいの記憶しか残りませんでした。長期運用による複利の大切さ、分散投資等 資産運用の重要なことが全く欠けていました。
でも考えてみると、乗数も習いたてで、ちゃんと理解している人も少なかったと思うので、どんなに複利がすごいのか、ということも中学生に教えても難しいじゃないかと思います。
社会人になってからでもわかっている人は少ないので、中学生、高校生にはなおさら伝わらないだろうと思います。そもそも、社会科の先生がちゃんと資産運用を理解していなければなりません。忙しい先生にそんな時間を簡単に割けるとは思いません。
学生には、やっぱり身近なことに例えるのが一番なのではないかと思います。
ぶちこみ太郎様の話は本当にわかりやすいのでこういった話をすればよかったのかもしれません。
本当に参考になります。
金融庁のHP見ていたら、今は立派な資料があることがあることに気づきました。
これも漫画形式でわかりやすいですね。
とは言え、中学生や高校生に話をしたところで、資産運用するお金がないでしょうから、フーンとしか思わないと思います。中学生や高校生に資産運用を理解してもらうのは、厳しいというのが私の意見です。
やっぱり社会人になった時にいかに資産運用の重要性に気づくかが重要なのではないでしょうか。