米国居住者向け 米国銀行で年利1.7%~1.95%を稼ぐ方法

本日は米国に住んでいたら、知っておきたい米国の銀行に関する情報をお伝えしたいと思います。

目次です。

 

アメリカの金利状況

 2020年1月4日アメリカの連邦準備銀行(日本の日銀に相当)の目標金利は1.75%です。 2019年12月の日本の政策金利-0,1%なので、高く感じるかもしれません。

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Bloomberg より 米国連邦準備銀行 金利

でもそんなことはありません。下の表のとおり、アメリカは2019年12月時点でインフレ率が2.1%です。アメリカの物価は上がり続けているのでそれに応じてお金の価値も上げるような状況です。 

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アメリカのインフレ率

銀行の口座種類

ここで重要なのは、アメリカにも日本と同じように口座に様々な種類です。日本でいえば、当座預金とか普通預金とか定期預金とかです。なぜ重要かといえば口座によって金利のもらえ方が異なるからです。

①Checking/Current Account(CA)

日本で当座預金に値するもの。個人にはなじみがないかもしれませんが、経理部門の人は知っての通り、決済専用の口座です。ATMから引き落としもできますし、公共料金の引き落としも、クレジットカードの引き落としもこの口座からできます。ただし金利が全くもらえません。留学や駐在の際にはこれを最初に作るケースが多いと思います。

 

②Savings Account (SA)

日本の普通預金に当たるものです。当座預金と違い利息が高いが決済専用ではないので、ATMでの引き出しができなかったり、引き出し回数制限があります。また口座開設のために最低金額が決まっていたりします。

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上記の情報によると、銀行によっては2020年1月現在APY(年利に近いようなもの、明日の記事にて説明します。)で1,7%~1,95%ほど金利が付きます。ただし、給与と合算されて収入に応じて、金利に対して税金が発生します。

 

③Certificate of Credit(CD)

譲渡性預金、定期預金の一種。なぜ譲渡性という名前がついているのかといえば、口座ごと譲渡ができるからです。もう少し分かりやすくすると、お金を相手に払う際にCDを支払いに充てるときに、引き下ろしせずに定期預金の金利を引き継いだまま相手に渡せるようにしているのです。また金利に対して税金が発生します。

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2020年1月現在1年満期で2.1%~2.15%の金利が付きます。

メリットデメリットまとめ

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メリットとデメリットまとめ

 

最後に

特に留学生や駐在員として米国に来た方は家賃の支払いや光熱費の支払いのためにChecking/Current Accountを最初に作る方も多いと思います。余ってきて当分使わないようなお金は、どこの銀行でもあるSavings Account (SA)を開設して預金することをお勧めします。